ご先祖の写真

先日実家に帰った際、本家のいとこから、古い写真の入った額をもらった。
面倒見の良いいとこが、母親の荷物の中から出てきた古い写真をコピーして額に入れ、親戚に配ってくれたようで、その一つが僕の所にも回ってきたのだ。

母親の兄弟姉妹は9人。
構成は、二番目に生まれた長男のみ男で、それ以外は全員女。
一男八女ということになる。
数年前、叔母が一人亡くなったが、その他の兄弟姉妹はまだ健在。
長女である一番上の叔母は、百歳目前だ。
この写真には、その叔父叔母を含め、その先々代まで、若い姿のまま写っている。

写真

長男である叔父は、太平洋戦争に召集され中国へ渡った。
戦後シベリアに抑留され、4年間捕虜として苦難の中を生き延び、その後帰国を果たした。
2枚ある上の方の写真は、戦争中、その叔父のもとに送るため、叔父の祖母(僕にとっては曾祖母)と両親、姉妹で撮った写真とのこと。
その後に生まれる叔母二人は、まだ写真の中にはいない。
この写真が、戦地で叔父の元に届いたかどうかは聞かなかった。

写真

この写真の中で、初めて、叔父の祖母、つまり、僕にとっては曾祖母のはっきりと顔の分かる綺麗な写真を見た。
更に、一番下の叔母が生まれて二年後に亡くなったという祖父の顔も、僕はこの写真で初めて見た。
前列右端に写っているのは、母親のすぐ下の妹(僕にとっては叔母)だが、ちょうど今のうちの子供たちくらいの年齢だろうか。
叔母に対して失礼かもしれないが、何とも可愛らしい。

下の写真は、叔父が戦争から戻ってから撮られたもの。
最前列には曾祖母に加え、曾祖母の娘たち(僕にとっては祖母の姉妹)が映っている。

写真

この中で覚えているのは、祖母と、時々家に来た祖母のすぐ上の姉くらい。
どちらももう亡くなってからずいぶん時間が経った。
写真の中の子供たちは、年上のいとこたち。
母親の兄弟姉妹が多かったおかげで、母方のいとこだけでざっと20人いる。
僕より年上のいとこの中の、7人が映っている。
こちらも失礼ながら、みんなあどけなく可愛い。

こういう身内の、古い写真を見ていて思うことは、みんなよく似ているということ。
しかも、今のうちの子供たちともよく似ていて、面影が重なるところがある。
仏教で、輪廻というけれど、この写真を見てそういうことを考えさせられた。

たかが1枚の写真だけれども、とても大事なものがある。
東日本大震災で津波に流された写真をボランティアの方が集めて、持ち主の方に渡しているという活動が取り上げられていたが、その意義が少しわかったような気がした。

大切にしたい写真をもらった。

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