ストローベイルハウス。

長野県高遠町で古材を使ったストローベイルハウスを建てました。

プロジェクトの概要

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

近くで味噌蔵を解体した古材を入手し、構造に使いました。
基礎は自然石を置いただけのシンプルな構造。石の形に合わせて、土台を削って乗せています。
柱は栗、梁は赤松です。

ストローベイル作り。
酪農家からロールベイルを買い、一度ばらしてからベイラーという機械を通してストローベイルを作製。
2日かかって150個のベイルを作りました。

ストローベイルを積みます。
湿度調節のため、1段目の下に炭を入れました。
ベイルの両側から縦横に、竹で補強していきます。

ベイルを上まで積んだら、その上にトッププレートを載せ、圧縮して壁を硬く締めます。今回はボルトを使って圧をかけました。
この時点で、壁のでこぼこを直します。これをすることによって、仕上がりが美しくなります。

天井との隙間に、藁を詰めていきます。
壁の厚みを利用して、棚や出窓を作ります。あらかじめ枠を作り、隙間に藁を詰めます。
窓周りの処理も重要です。

下地が出来たら、いよいよ土を塗っていきます。
壁用の土に切り藁を混ぜて寝かせたものを、あらかじめ用意しておきます。今回は3ヶ月かけて土を作りました。
知り合いや近所の人が集まって、土塗りを体験しました。誰でも出来るのが、大きな魅力です。

2ヵ月後、下塗りが乾きました。土に粘り気があるので、ひび割れが入ります。
その上から中塗りをします。中塗りの土には、多めに砂を混ぜて、ひび割れを抑えます。
今回は2度塗りで仕上げです。

PAGE TOP