映画「グレン・ミラー物語」

この年末年始は嫁さんの実家にも帰らず、かといって子供たちが家にいるので仕事にも集中できず、そんなこんなでなんとなく自宅でゆっくりと過ごしている。
仕事が出来ないと言いつつ、今回は結構家の事をやった。
一日かかって二階に布団をしまう棚を作ったし、また別の日には、二階の窓に結露対策の外付け雨戸も作った。
でもそれは昼間の話。
夜ともなれば家にいて、子供たちのお相手。
今も昔も、子供たちの正月の楽しみといえば夜更かしだな。
ゲームをしたり、TVを観たり、子供と一緒になってそんな夜をここ数日間過ごした。
特に今回は、昔の映画をよく観た。
以前買った500円DVD(中古)だったり、レンタルだったり、TVでやっていたものだったり。
中でも特に心に残ったのは、年始に図書館から借りてきた「グレン・ミラー物語」。

グレン・ミラー物語

上の子供たちは、同じ日に図書館から借りてきたマンガに夢中だったが、子供そっちのけで見入ってしまった。
出てくる曲はすべて、誰でも聞いたことのあるスイングジャズの名曲ばかり。
これでも高校時代の3年間、ブラスバンド(マーチング)に籍を置いて厳しい練習に明け暮れていたので、今でもブラスの音を聞くとあのころを思い出す。
ちなみに僕の通っていた高校はマーチングでは全国レベルだったが、隣にあった高校は吹奏楽の全国レベル、一度だけ一緒に座って演奏したことがあるが、実力の差を痛感した。
その隣の吹奏楽部が、どこかのステージで「茶色の小瓶」を演奏していた記憶があるのだが…。
そんな昔の記憶も、一気に蘇らせてくれた良い映画だった。

年末、クリスマスとは別に、子供たちに中古のトランペットを買った。
子供が出来たら、ピアノでもギターでも何でもいい楽器を演奏できるようになってほしいと思っていた。
ところが実際子供を持ってみると、そういった音楽の教室に通わせるにもそれなりにお金がかかることに気がついた。
何しろうちには4人もいるのだ。全員はとても無理。
そこで自分で教えてやろうと思ったのだが、僕が子供たちに教えることが出来る楽器は、かろうじてピストンの金管しかない。
マウスピースの大きさは違うけれども、トランペットなら何と教えることが出来ると思ったのだ。
2番目男児に「やるか?」「やるか?」と、何度も確認したのだが、いざやらしてみるとあまり興味なし。
まあそんなもんだ。
そのうち誰かがやってくれればいい。
そんなタイミングで観たこの映画、やはり音楽はいいね、誰かやってくれ。

ついでに生演奏で思い出したこと。大晦日NHKの紅白で、未だに音楽は別室で生演奏しているらしい。そのことを知ってから、わざわざ別室でやらずに何で演出として出演者の前で演奏しないんだ、と思ったのが昨年末。
ところが今年になって、昨年の紅白は、デジタル演出の関係でほぼカラオケだったと知ってとても残念に思った。
「最新のLED映像に同調するため」デジタルにする必要があるらしいが、裏ではギャラの節約というメリットがあるのも事実だろうし、実情は複雑だね。
例え珍しい場所からの中継でも、そんな映像を観るよりも、生バンドの前で歌うその人の、生の歌を聴きたい、と思うのは僕だけだろうか?
ちなみに大晦日、我が家では一度も紅白をまともに見なかった。

デジタル化が進み、音も映像もどんどん現実から離れていく。
そんな現在の風潮の中、むしろライブにこだわり、生バンドを従えてプロが唄う番組があれば、逆に当たるのではないかな。
昔の生バンドの映像が、そんなことまで考えを飛躍させてくれた。

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