「落とし込み工法」の家、建前

伊那の有賀製材さんで取り組んでおられる「落とし込み工法」の家。
今回、山梨県北杜市の現場で、初めて施工を担当させてもらうことになった。
構造はプレカットだが、板を落とす溝やいくつかの仕口、他にも丸太の梁など、手加工が必要な部分がかなりあり、2週間ほど工場で墨付けと刻みの作業を行った。

落し板の家

落し板の家

そして先日から、いよいよ現場での工事が始まった。
土台は、今時珍しい栗材を使っている。有賀製材さんのこだわり。

落し板の家

柱を立てて、そこに杉の厚板を落とし込んでいく。

落し板の家

開口部の敷居と鴨居にボルトを仕込んで、左右の柱を引っ張る構造。
それにより、建物の強度が更に増している。

落し板の家

落し板の家

応援の大工さんが4人来てくれて、1日でここまで作業が進んだ。
若きオーナー(施主)さんも、沢山の差し入れを持って、工事の様子を見に来て下さった。

落し板の家

いつも感じることだけど、落し板の家に限らず、国産の無垢材だけを使った建物は、途中の工程すべて美しい。
オーナーさんのワクワク感も伝わってきて、とてもやりがいのある今回の現場。
特に落とし込み工法は、屋根がかかるまで他の工法に比べて時間がかかり、その間ずっと気が抜けないけれど、その分やっただけ結果がついてくる。
もうしばらく、建前の作業が続く。張り切って作業したい。

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