セルフビルドの家

原村で、瀬戸漆喰を購入して下さったお施主さんの現場。
本職ではないが、本職顔負け、手刻みでボード・合板不使用の、こだわりの住宅。
外観も温かみがあって素晴らしい。

瀬戸漆喰

以前、甲府の瀬戸漆喰の現場を見に来てくださり、今回ご自宅で瀬戸漆喰を使ってくださることになった。
瀬戸漆喰を10袋納入。

瀬戸漆喰

少し前に収めた10袋で、すでに壁が塗られていた。

瀬戸漆喰

普段木摺りにはスギを使っているが、ここの木摺りはストックのあったカラマツの板を使用している。
それぞれの木に特徴があり、長所・欠点があるが、カラマツは水に強く硬い材で、構造材に使うと丈夫な家が出来る。
ただし癖が強く、ねじれたり割れたりヤニが出たりしやすいので、その点注意と理解が必要だ。
木摺りなどの細かい材になると、釘を打つと特に割れやすく、その点扱いが難しいが、丈夫なのでメリットもある。
特に中日本では、戦後に競って植えられた樹種で、住宅用としては比較的新しい材といえるかもしれない。
長野県ではカラマツ林の面積が広く、割と一般的な材料であり、建材としての利用価値があるので、住宅に限らず、もっと積極的に使って行くべきだと思う。

瀬戸漆喰

新しい材で今までにない使い方をする場合、経過観察は重要。
このお宅もカラマツの木摺り下地に瀬戸漆喰を塗った、おそらく最初の現場となるわけで、この後どんな風に壁が仕上がるのかとても興味深く、経過を見守りたいと思う。

瀬戸漆喰

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