先日作業場に設置した、版築で作ったロケットストーブ、乾燥も進みすっかり焚けるようになっていたが、今日ようやく煙突の配管が終わり、本格的に試し焚き出来るようになった。
それでもまだ完成ではなく、一応焚けるようになったという段階。
早速点火。
この版築ロケットストーブ、今まで作ったロケットストーブの中で一番よく燃える。
ゴーッというロケット音もして、初めて焚いた時は感動的だった。
焚口から吸気する力も強く、煙が逆流することがほとんどない。
まさに優等生のロケットストーブだ。
なぜそうなったか考えると、やはり徹底的に断熱をしたのが効いたのだと思う。
その性能は、煙突を横に延ばしても変わらなかった。
約2メートルの横引きを折り返して、本体横から立ち上げ、壁から横へ排気する方法を採用。
横引きの煙突を煉瓦などで囲い、ベンチにでもすれば、煙突からの熱を効率よく利用できる。
ちなみに縦の煙突は、手で触れるほどの温度。
壁にメガネ石を取り付け排気。
ここから出る煙は、ほぼ水蒸気だけだった。
版築ロケット、結構時間をかけて乾かしたつもりだったが、実際焚いてみて、まだ水分が残っている印象を受けた。
もっとも薪を燃やすと水蒸気が出るので、排気の中にはその水分もあると思うが、焚口周辺の隙間から水蒸気が出てくる場所があった。
徐々におさまってくると思うけれども、やはり1シーズンくらい焚いてみる必要がありそうだ。
それでもかなり手ごたえを感じた版築ロケットストーブ。
皆さんも試してみてください。