学生時代、写真に興味があった。
写真部に入ろうと、先輩から現像の仕方などを教わって、暗室で現像の作業をしたりもした。もちろん白黒写真だ。
だがその頃、カメラがとても高価で手が出ず、断念した。
ニコンF3の時代だ。
それ以来カメラと言えばコンパクトカメラだった。
建築現場用の完全防水の中古カメラを長い間使っていた。とても頑丈で気に入っていたが、グリップのゴムが溶けてきて、服やかばんを汚すようになってしまい手放した。
それからは、心に残るようなカメラは使っていない。
安いコンパクトカメラや、使い捨てのカメラで間に合わせてきたのだ。
意を決して一眼レフカメラを買ったのが、10年ほど前だろうか。ニコンF80にタムロン28-200を付けて買った。10万円くらいだったと思う。
コンデジが普及し始めた頃で、キャノンIXYの初期のモデルを使っていたので、折角買ったF80もあまり出番はなかった。デジカメの便利さを知ってしまうと、フィルムカメラにはなかなか戻れない。
その後IXY50を買って、コンデジ2台になった。
ここ数年で、デジタル一眼が次々出てくるようになって、昨年ニコンD50を買った。ニコンにしたのは、手持ちのタムロンレンズが使えたのが大きいが、型が古くちょっと不便だったので、タムロン17-35を買い足し使っている。
一眼レフカメラもデジタルの時代になって、新製品の登場が加速度をつけて早くなって来た。新しい機能を備えたカメラが、次から次へと出てくる。
今あるカメラでそれほど不便はないが、それらを全て処分しても欲しいと思えるデジイチがついに登場してしまった。
オリンパスE330だ。
今までのデジイチは、被写体をファインダーでしか確認できなかったが、このカメラはバックモニターで確認しながら撮ることが出来る。
恐らく、これからデジイチの主流のスタイルになるのではないだろうか。
E330、まだ発売されていないが、インターネットの書き込みなど見ると、オリンパスファンの間ではかなり評判になっている。
機能や値段も含めて、今最も注目しいるカメラだ。