デジカメ その2

オリンパスE330が欲しいのには理由がある。
それは、僕が「きのこ撮り」だからだ。
趣味と言えるものはほとんどないが、秋になると何となくそわそわしてくる。
「あの山のサマツはもう出ているだろうか?あそこのクリタケは?それからあそこのシモフリは?ジゴボウは?キシメジは?ヌメリスギタケは?ムラサキシメジは?・・・」

きのこを覚えたのは、知り合いにすごく詳しい人がいたからだ。その人とは以前一緒に仕事をしていたのだが、昼休みにきのこを採って持って行くと鑑定をしてくれる。
食べられる食べられないはもちろんだが、名前の由来やおいしい食べ方、地域性やまぎらわしい毒キノコなど、その人からきのこに関して様々なことを教わった。
ただそういう名人級の人でも、名前もわからないきのこは意外と多い。それは、きのこの種類の中で、名前が付いているものの方がむしろ少ないからだ。
手元のきのこ図鑑には約1,000種のきのこが紹介されているが、実際は6,000種とも10,000種以上とも言われている。
それらに全て名前が付いているわけではないので、知らないきのこの方が多いのは当然だ。

きのこを採る目的は、もちろん食べるからだが、食べきれないほどは採らない。きのこを採ると下処理が結構めんどくさいので採りすぎると大変だし、生えているものを全部採ってしまったら、翌年生えてこなくなってしまうと思うからだ。
全部採らない代わりに、写真に撮らしてもらうのだ。
食べられないきのこの中にも、姿かたちや色が美しいものが多い。
そこでカメラの登場となる。

今までは、主にコンデジを使って撮影していた。
きのこは地面に生えていることが多いので、バックモニターが動かないととても不便だ。きのこ撮りの多くは、バックモニターが可動式のコンデジを使っている人が多いようだが、そういうカメラは需要がないのか、少なくなってしまった。
コンデジで撮影していると、だんだん他のレンズで撮りたくなってくるのが人情だ。
デジイチを持ち出す時もあるが、地面に生えているものをファインダーで確認するのは、とにかく不便でしょうがなかった。
E330の登場で、喜んでいるきのこ撮りは多いと思う。
きのこ好きのサイトを見ると、E330が結構話題に上っている。みんな同じようなことを考えているのだな。

良いカメラをきのこ撮りに持って行くには、一つ大きな問題がある。
やっとの思いできのこを探し当てて「さあ撮ろう」と思った時には、たいてい手が汚れているのだ。移動の時に手袋をしたり、撮る前にタオルで拭いたりするのだが、雨上がりの時などはとても間に合わない。そんな時は写真をあきらめるのだが、そういう時に限って良いきのこが出ていたりする。
そこで次に期待するのが、完全防水のライブビューデジタル一眼だ。
最近出たニコンD200は日常防水だが、まあそれでもいい。
価格は10万円以下で、防水機能付きライブビューデジイチ。
あと5年は掛かるだろうな。

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  1. 2015.07.25

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