ドームのパネル作りが進んでいる。
60枚ある三角形のパネルのうち、およそ半分が終了。
こちらは、天窓が付く部分。
モイスを張り、開口を空ける。
今作っているドームの特徴の一つ、モイスの上で通気層を取る。
今あるドームハウスの欠点として、雨漏りの危険性と結露がある。
そのための対策として、屋根裏の結露防止のための通気層を設けることにした。
日本でドームを作っているほとんどの業者さんが、まだやっていない工法。
日本のように季節がはっきりしていて、季節によっては高温多湿、一年を通して雨や雪の多い気候では、このような仕組みと工夫が必要だと思う。
ドームハウスが一般的にもっと広まれば、きっとドームに合った通気の方法が見直され工夫されるはず。
まだ流通が発達していない時代、建築をはじめ様々な生活習慣は、地域によってはっきりと特色があった。
方言なんかは、まさにその代表格。
交通の便が良くなり、情報網が発達するにつれて、地域の特性はだんだんなくなってきてしまったが、殊建築に関しては、地域によって植生や気候が違う以上、その土地に合った工法で家を建てるのが理に叶っていると思う。
屋根裏通気ものその一つ。
ドームハウスは日本には不向き、と言う前に、どうすればその土地に合った建て方が出来るかの工夫も大事だと思う。
と、また、偉そうなことを書いてしまいました。反省。