木の舟

昨日、子供が言った。
「パパ、フネ作って~。」
何でフネやねん、と一瞬思ったが、おもしろそうだな、と思い直して作ったのがこれ。

舟

朝の数十分で作り、昼の休憩時間で仕上げた。製作時間約30分。(別途、ボンドの乾燥に時間が掛かりましたが…)
子供たちはこれを風呂に浮かべたくて仕方ない様子。
ウチに帰ってから「おふろまだ~」と、何回聞いてきたことか。
まあ、その気持ちはよく分かる。

僕が子供の頃ある一時期、木の舟にモーターとスクリューを取りつけて水の上を走らせる遊びがはやったことがあった。
いくつかの板を張り合わせて木の船を作ったが、子供たちだけでは長いスクリューを通す穴をあけることが出来ず、どうしようということになった。
そこで思いついたのが、同じ学年だった家具屋の息子のお父さんに穴をあけてもらうという方法だ。
なかなかいいアイデアを考えついたものだ。
ところが、その頃の大人というのはなんとなく威圧感があり、子供にとってはまともの話すことも出来ない存在。
結局、家具屋の息子である彼にその舟を渡して、「お前の親父に穴をあけてもらってくれ」と頼んだ記憶がある。
その舟がその後どうなったのか、うまく水の上を走ったのか、それとも沈んでしまったのか、その部分の記憶は全くないのだが、友達に穴あけを頼んでもらったことはよく覚えている。
子供たちの舟を作りながら、そんなことを思い出していた。

それにしても今の子供というのは、大人に対して恐れとか物怖じというか、そういう感情をあまり持たないのだろうか?
もちろん、男女同権はそうだが、父親の威厳というか大人の権威というか、今の世の中そういうものが少なくなってしまったのかもしれない。
まあ、子供に「パパ~、〇〇つくって~」と言われて、ホイホイ作ってしまう僕が言うことではないですが…。

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