茅葺屋根の家と落とし込み工法の家、そして八ヶ岳

前回話題にした、茅葺屋根の家の、土壁下地の木舞。
何十年も壁の中に埋まっていた下地の、この美しさ。

木舞

長期何とか保障とか、〇〇年住宅など、数年前から巷では、大手住宅メーカーに有利なように、税金や利息を低く抑えられると謳った小賢しい制度が様々できたが、本当にその家が長期或いは〇〇年保つかどうかは、素材そのものの寿命でしかないと思っている。
例えば、小仏トンネル天井崩落でその弱さをさらけ出したコンクリートにしても、50年経てばあちこちに傷みが出てくるわけで、何とか保障や〇〇住宅などは、使っているその素材が何年保つのか本来問われるべきなのだ。
ところがそうした制度で認められるのは、合板やボードといったいわゆる新建材をふんだんに使った住宅で、結局メーカーや経済界が儲かるように、仕組み自体が仕組まれているとしか思えない。

長年、土壁の中に埋まっていたこの下地を見てください。
割った小丸太、カヤ、藁縄、どれもほとんど傷みがなく、少しの補修でまだまだ下地としてこの先何十年も活躍してくれることは、見た目からも明らか。
こんな素晴らしい日本の知恵・技術を、わざわざ合板やボードに置き換える必要が本当にあるのだろうか?

木舞

そんなことを考えながら、この日は落とし込み工法の家に。
ようやくガス台正面の壁を、瀬戸漆喰で仕上げることができた。

落とし込み工法の家

半年以上工事に通ったこのお宅も、いよいよ来週引渡し。
引き渡しには、私も立ち会うことになっている。
まるで、娘を嫁に出す気分。

落とし込み工法の家

壁を仕上げて、再び茅葺屋根の家に。
向かう途中、八ヶ岳に不思議な雲がかかっていた。
変な雲(地震雲とか)でないことを祈ります。

八ヶ岳

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