博山先生、看板余話

博山先生と知り合ってから、意外と身近なところに先生の作った看板があることに気付き驚いている。
先生の実家がある青梅にご一緒した時は、それこそ大きな看板は、みんな先生の作品かと思うほど、あちこちに先生の作った看板があった。

このあたり(長野と山梨の県境)にある有名どころでは、台ヶ原宿の老舗「金精軒」の看板だ。
金精軒と言えば信玄餅で有名。
僕が子供のころ、山梨のお菓子と言えば信玄餅だった。
山梨でもう一軒、信玄餅で有名な和菓子屋があるが、信玄餅は金精軒が元祖だそう。
そんな老舗の看板が、実は博山先生の作品だった。

看板

今日、白州の現場に行ったついでに確認してきた。
確かに、博山先生の作品だった。

昨日「八ヶ岳ブレッド」の看板を掛けた「六曜舎」さんは、韮崎の金精軒さんの隣。何でも親戚関係とか。
その際、先生から金精軒の看板にまつわる色々な話を伺った。

先生の作品には様々思いが込められているが、金精軒の「金」の字には、特に思いを込めたのだそうだ。
その金の字がこちら。

看板

普通「金」という字を書くとき、山冠はどちらか突き出したりしないのだそうだ。
でもこの「金」は、右の山が伸びていて、それだけ読むと「入る」という字になっている。
つまり「金」が「入る」という願いを込めて、そう書いたのだそうだ。
この看板を掲げてから、「金精軒の売り上げは右肩上がり」とは、先生の談。
そこら辺の事実関係はともかく、「看板は重要」という先生の話はもっともとうなづける。
一つの作品に様々な思いを込める先生の仕事。
知れば知るほど興味深く、刺激になる。

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