新年明けましておめでとうございます。
今年も「土壁の家」を、よろしくお願いします。
今年の年末年始は、比較的穏やかな日が続き、温暖化の影響か、気温もそれほど下がらず過ごしやすかった。
ところが今日は全国的に大荒れの天気。茅野でも雪が積もり、日中はみぞれになったりまた雪になったりと、不安定な天候だった。
恒例の雪かきも朝夕2回。それでも数時間後にはまた積もるといった状況。
雪が降って大喜びしているのは、うちのマルだ。外を走り回って大はしゃぎしている。
朝の散歩の時山で放すと、ずっと遠くまで走っていったきり2時間ほど帰ってこなかった。
ちょっと心配になって足跡を追っていくと、かなり遠くまで行っていたようで、遠くの山の方まで足跡は続いていた。
帰ってきたマルは満足気。「♪犬はよろこび庭かけまわり♪」の歌詞の通りのはしゃぎようだった。
雪が降ると何かと大変だ。比較的雪の少ないこの辺りはまだ良いが、雪の多い地域に暮らしておられる方は苦労が多いことだろう。
それでも子供のころから、雪が降るとなんとなくわくわくしてしまう。
雪かきもしなくてはならない、車での移動も大変、それでもいまだに雪が降るとちょっとうれしい自分がいる。男はいつまでも子供だと言われるが、そういうところが残っているのかもしれない。
雪を見ると思い出すのが、やはり子供のころの事だ。実家の飯田ではそれほど雪は積もらなかったが、それでも冬の間20センチくらい積もることが3~4回はあった。
中学生のころは朝新聞配達をしていて、3キロ先まで自転車で毎朝通っていた。雪の日は特に大変だったが、家の玄関を開けた瞬間の、シンとした静寂の世界は大好きだった。まだ誰も通っていない道路に積もった雪の上を、自分が最初に自転車で走るのは気分爽快だった。タイヤを滑らしたり、わざと転んだりしながら雪道を進んだものだ。
雪を見るとそんな記憶が蘇って来る。
マルが雪の上で遊ぶ姿を見ていると「その気持ちよくわかるぞ」と言いたくなる。