6月6日(土)7日(日)の2日間にわたって、京都府美山で左官講習会が行われた。
今回の講習会のテーマは、左官の基本である中塗りの技術を磨く事。関西で活躍する左官を中心に結成された「左官を考える会」の主催。参加者それぞれがサンプルとなる板を持ち込んで、2日間技術を学ぶ構成になっている。
左官的塾のHPでこの案内を見た時、美山という地名を見て閃いた事があった。
美山は、かや葺き屋根の集落で有名な場所だ。その美山に友達が住んでいたはずだ。しかも彼の家は、昔ながらのかや葺き屋根だと聞いた事がある。
早速電話してみると、確かに美山のかや葺き屋根の家に住んでいるとの事。
「一晩泊めてくれんか」と頼むと「いいよ」という快いご返事。それで今回の左官講習会への参加を決めた。
美山でも、特に「かやぶきの里」と称されている地区が保存地域に指定されているそうで、友人宅はまさにその地区の中にあった。
これが友人の家。築140年だそうだ。
「かやぶきの里」とは少し離れた場所にある「かやぶき資料館」の大屋根。立派な屋根だった。
その近くにあった新築のかやぶき屋根の住宅。おそらく個人宅だと思うが、これまた立派な造りの家だった。新築でこれほどの家は、まさに美山だから出来る仕事だろう。
美山にはあちこちに歴史的な建物があり、それが実際に使われながら保存されている。
とても良い刺激をもらった、美山での2日間だった。
肝心の左官講習会の模様は、また後日UPします。