工房その後

4月頃ほぼ完成して使えるようになった工房だが、軒の下に薪置き場を作ったり中の棚を作ったりと、時間があく度にあれこれ手を加えている。
工房のある場所に行くと、解体した蔵の廃材をもらってきたものやら伐採した木を引き上げてきた木材など所狭しと置いてあるので、整理して薪にしたり片付けたりと、やることは山ほどあるのだ。

工房の建物自体もまだ未完成で、この日は北側の外壁を何とかしようと思い立って作業をした。
この壁は当初、畳を貼り付けて将来土壁を塗る予定だったが、しばらく様子をみた結果、風の強い日など結構雨が当たることがわかった。そこで一度畳をはずして、簡単な庇をつけることにした。
ほお杖で垂木を受け、横桟を流して波トタン(ポリカ)をはる。予算のない時には、最も金のかからない簡単な方法だ。
それまで畳を貼り付けた壁はブルーシートで養生していたが、見た目も悪いし風の強い時にははがれてしまう。今回庇をつけたことで、壁を塗るまでの間養生もしなくて済むのだ。

工房

今回は、畳に直接壁土を塗ろうと思っていたが、やはり下地をすることにした。
左官講習会である講師の方に、土壁の下地について質問したところ色々アドバイスをもらった。そこで今回は一枚の壁で、様々な下地を試してみようと思いついたのだ。
工房の北側の壁は、庇の下で幅4件高さ1間半の6坪の広さがある。1間ごとに違うやり方にしても、4通りの下地を試す事が出来る。
先ずやってみようと思っているのが木摺り下地。今まで何度もやっている方法だ。
次に木摺り下地の素材を竹にしてみようと思っている。
また本格的な、竹小舞も試してみたい。その場合、下地の畳との絡みや紐での結び方にどういう工夫をしたら良いのか試してみよう。
そして塗る土も、色々実験をしてみたいと思っている。
仕上げ塗りでは、先日習ってきた黒漆喰磨きも是非試してみたい。
一体どんな壁になるのかとても楽しみだ。

出来ればワークショップなど行いたいところだが、自分の中で試したい事がたくさんあるので、今回は一人で作業するつもり。気まぐれで作業しているので、日程もはっきりしないし。
それでも、どうしてもやってみたいという方はご連絡下さい。

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