占いには、興味はあるけれどあまり信じないほうかもしれない。
でも、ウチで取っている新聞に出ている干支によるその日の運勢は、なんとなく毎日チェックして、内容によっては気を付けたり心がけたり注意したりと、参考にさせてもらうことがある。
そんな今朝の朝刊の、辰年の今日の運勢。「思わぬ相手からラブコールが」。何とも意味深長な言葉。
一体どんな相手から、どんなラブコールがあるというのか。
その言葉を頭の片隅に置きつつ、今日は一日工場で作業をしていた。
すると何とも珍しい来客が2組。いずれも以前仕事を頼んだことのある、大工さんと石屋さん。
別にこれといった用事もないが、たまたま前を通ったらいたので寄った、といった様子。
どちらも10分ほど世間話をして帰って行った。
「思わぬ相手」ではあったが「ラブコール」らしきものではなかった。
ところが、夕飯を食べ、そんなこともすっかり忘れていたところに、1本の電話が掛かって来た。
相手は、某テレビ局の番組を作っている製作会社の男性。なんとテレビの番組への出演の依頼だった。
まだ企画書を出す前の段階で、番組名や詳しい内容は言えないが、ぼくがメキシコにいたころのはなしがその人のアンテナに引っかかったらしい。
「おいおい、そっちかよ」と、思わず突っ込んでしまいそうだ。
どうせならストローベイルハウスとかタタミハウスとか、土壁や今度やろうとしている落し板や寄木の家もある。
そっちも面白いと思うが、まあメキシコで生活していた頃のことが番組になるかもしれないらしい。それはそれでありがたいことだ。
出るか出ないか、返事は一応保留してあるが、今日の運勢にぴったりのタイミングで来たこの話。
トントンと進みそうな気もするが、果たしてどうなることやら。