8月4日、5日と2日間にわたり、タタミハウスの土壁塗りワークショップを行った。
参加して下さった皆様、ありがとうございました。
現場は原村だが、壁に塗る土は隣の富士見町から調達した。
まず土をふるい、その土をベースに、砂や藁や石灰を混ぜミキサーで練る。
ミキサーの横に乗っている団子状の物は、後日状態を見るためのサンプル。
ミキサーは5年ほど前に、近くの左官建材屋から譲ってもらった物。
かなりの年代物で一度修理に出したが、まだ元気に動いてくれている。
壁塗りを待つ木摺り下地の様子。
いつも思うが、良い下地はとても綺麗だ。
施主さんのご家族も参加して、壁塗りが始まった。
壁塗りは、女性にも出来る仕事。
女性の方が向いている、という人もいるくらい。
作業中は、皆さん集中していて無言。
程よい緊張感が漂っている。
昼食は、とうもろこしや野菜、肉などを焼いて頂きました。
2日目の作業は、壁の裏押さえ。
1日目に塗った内装の、外側に土を付けて押さえて行く作業。
2日目にご家族で参加して下さった方の奥さんは、子供をおんぶして作業されていた。
女性が子供をおんぶして作業されている光景は、神々しい。
初日に比べ参加者は少なかったものの、皆さん熱心に作業して頂き、予定の壁塗りを終える事が出来た。
数日後、壁が乾きひび割れが出来てきた。
もう少し乾かしてから、これに中塗りをして一応仕上げとなる。
この柄というか模様というか、自然の秩序のようなものを感じて、とても好きだ。
林の中のこの建物、土壁が乾けば外側に古畳を張り、そこに更に下地をして土を塗り、仕上げをして完成となる。
今のところ、9月に畳張りと下地作り、10月には外壁の土壁塗りの予定。
今回のワークショップに参加して下さった方からも、引き続きワークショップに参加したいとのご要望を頂きました。
そこで、次回の畳張りと木摺り下地、その後の土壁塗りもワークショップを行いたいと思います。
日程が決まりましたら、HP等でご案内申し上げます。