自動車で走っていると、時々懐かしい光景に出会うことがあるが、この写真もその一つ。今は使われなくなった鉄道の鉄橋だ。ここを通る度に、惚れ惚れと見てしまう。
姿形がとても美しく趣がある。かつてここを、蒸気機関車が走っていたんだろうなー。
この手前には現在使われている、鉄筋コンクリートの橋が架かっている。
ちょっと前の日本には、こういうレトロな雰囲気のモノが沢山残っていた。そういう古いモノが、年月とともに減っていくのは仕方ない事だが、寂しい事だ。かと言って、文化財のように「保存」されると、たちまち違うモノになってしまう。
理想は「使いながら残す」ことだ。ヨーロッパに行くと、古い建物を上手に使っていて感心させられる。
今作っているものも、やがては古くなる。古くなった時に、もっと使いたい、と思えるものを作って行きたいものだ。