高遠の「藁の家」

高遠へ行ってきた。4年前に建てたストローベイルハウスを見学したいという方が来られたので、一緒に現場に行って建物を案内したのだ。今回は高知県と埼玉県から合計4名の方々が来られた。
高遠の「藁の家」には、時々見たいという方が来られ案内させて頂くことがあるのだが、この1ヶ月では3回、計12名の方を案内するという、なかなかのハイペースだった。
高遠まで、うちから小一時間かかるので、一度案内すると半日や1日はすぐ経ってしまう。仕事で忙しい時は、結構きつい。かといって見に来てくれた人に代金を請求するわけにもいかない。
見たいという人がもっと増えて来ると、もう少し考えなければならないが、今のペースでは、仕事を休んでその都度案内するより仕方ない。
それよりも見に来てくれた人達が、この建物に興味を持って、それを口コミで広めてくれる方が嬉しい。それで今は、見たいという人があれば喜んで案内させて頂いている。

ストローベイルハウスが日本に入って来た頃、ものすごいスピードで普及するかと思ったが、実際はそうはならなかった。今もゆっくりじわじわ、といった感じで広がっている。
でもむしろ、へんにブームのようにならなくて良かったと思っている。ブームは去った後に何も残らない。
本当に良いものはゆっくり広がって行くものだと思うし、無理に広めようとする必要はないかもしれない。
ただ、良い仕事だけはしておかなければいけない。家は一度作ると何十年も残るものだし、後で手直しというのも、なかなか出来ないものだ。
高遠のストローベイルハウスも、もっとこうすれば良かったと思うところが幾つかある。どんな家でもそうかもしれないが、使ってみて不便だったり、実際住んでみてこうして欲しかったという所が出てくるものだ。そういう経験の積み重ねも重要だが、予算がなくて削ったり妥協した部分は、後で後悔する場合が多い。
ストローベイルハウスなど「土壁の家」の場合、工程を省略したり妥協したりすると、たちまち仕上がりやもちに影響してしまう。そこら辺は予算との関係もあり、悩ましい所だ。
高遠に誰かを案内する度にそんなことを考えるが、今日見学に来て下さった方々は、実際にストローベイルハウスを見て、皆さん何かを感じて下さったようで、「うちでも是非やってみたい」と言ってくれた。案内した甲斐があったというものだ。

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