温暖化について考える

先日仕事の帰りに鹿を見て、環境のことについて考えていた矢先、今日ラジオでこんな話題をやっていた。
瀬戸内海の海苔の養殖場で、4年連続で海苔の色が黒くならず、上流のダムの水を放流し始めたそうだ。
何でも河川から流れてくる水の中に、海苔の色を濃くする役割を果たす塩分が含まれていて、それがダム湖にたまっているということがわかって来たらしい。

何年か前、同じく瀬戸内海の牡蠣の養殖場で、牡蠣が健康に育つために、その海に流れ込む河川の上流の山が豊かであることがとても重要で、養殖業者が山に植林をしているという話が取り上げられていたが、まさにその通りの事が、海苔の養殖でも起こっているということだ。
そして今回は、その河川の途中にあるダムが、たまたまスポットを浴びた形だが、山が豊かであることが重要なのには代わりがない。
今あるダムが全て無駄とは言わないが、巨額の予算を投じて作ったダムが、実は無い方が良かったというケースは少なくない。

以前カヌーにハマッていた頃、カヌーイストの野田知佑の本をよく読んでいたのだが、そこには日本にあるダムがいかにに無駄であるか、河川行政がいかに自然を破壊しているかが切々と書かれていた。
近年、そうした過去の自然破壊の歪みが、あちこちに出始めているような気がしている。

山から栄養を海に送る川はいわゆる血管のようなもので、それが途中でダムによって堰き止められたら、人間でいえば脳卒中とか心筋梗塞とかの大きな病気になったようなものだと思うのだが。
そのダムが、すでに日本中に2,700もあり、まだ400以上も作る予定なのだそうだ。
前の長野県知事は、これ以上ダムは要らないと言ったが、そんな事は当たり前だと思っていた。
でもそんな事を言う知事は、日本では絶滅危惧種だ。

野田さんもそうだが、一民間人がそういう悪いところを何とか正そうと努力すればするほど、行政のいやな面が次から次へと現れてきて、どうしようもない気持ちになってしまう。
そして最後には、そんな事ばかり考えている自分がいやに思えて、ついには何も考えないようにしてしまうのだ。
やはりそうした問題で、政治や行政、国の責任はとても重い。

今年に入って、温暖化を伝えるニュースや話題がとても増えてきたように思う。
その地球温暖化の問題も、ただ二酸化炭素の排出量が増えたから、ということだけではないはずだ。
自然のバランスが今どんどん崩れている。
二酸化炭素の排出を減らすと同時に、失った自然を取り戻さなければ、増えた二酸化炭素はいつまでたっても減らない。

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