柳行李

家にあるもので処分したいものは数々あるが、その中の筆頭がプラスチックの衣装ケースだ。
学生時代から使っているものもあり、安価でそれなりに便利なので使っているが、毎日そこから服を出す度に、何とかしたいという思いに駆られる。
もう少し暮らしにゆとりが出来たら、木製の箪笥を作ってみようと思うが、いつになることやら。

衣装ケースもそうだが、今、身の回りにはプラスチック製品があふれている。
つい50、60年前までは、プラスチックなどなかったはずで、竹や木や紙や藁などでそうした身の回りのものは出来ていたのだ。
それが全てプラスチックになってしまって、確かに便利ではあるかもしれないが、何と残念で貧しい風景である事か。
そう言いつつ、ぼく自身、身の回りを眺めてみるとプラスチック製品のオンパレード。もういい加減何とかしたいものだ。

数年前から家族が増え、ちょっと泊りでどこかへ出かけるにも、ものすごい量の荷物と共に移動する事になってしまった。自動車の荷台は、子供の着替えやらオムツやらを入れた袋で一杯。全く機能的ではないし、美しくない。
そこで以前から探していたのが柳行李だ。
出来れば竹で出来た頑丈なものをと思っていたが、新品はとても高くて手が出ない。
ネットで中古を探したが、見た目がよく安くサイズもぴったりという掘り出し物はなく、どうしようと思っていた。
まあそれなら作ってしまえというわけで、作業場にある材料を使って作ったのが木の行李。

衣装箱

同じようなものを4つ、自動車の荷台にちょうど収まる寸法で作ってみた。
桐で作ると軽くて良いのだが、手元にそういう材料がないので、国産の杉と米杉を使った。
衣装箱

この箱を作っている時、たまたま作業場に来た知り合いの大工さんに「蜂の巣箱か?」と言われたが、まあ良いのだ。
少々重量感はあるが、結構気に入って使っている。

先月、美山で行われた左官講習会に参加するに当たり、左官の道具を入れる道具箱も同じようなデザインで作ってみたが、実はこの道具箱が一番良い出来だった。
いくつか作るうちに、だんだんと要領をつかみ、良いものが出来る。
こうなると、家中の収納をこんな箱で作りたくなってくる。いつもの悪い癖だな。
まあ幸い作業場にあった材料も少なくなり、もういくつも出来ないと思うが、もう少し良い材料を使えば、もっと軽くて機能的な良いものが出来るはずだ。
ご注文頂けば作りますので、そういうのが好きな方はどうぞ。

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