愛犬マルの死

我が家の一番上の娘は、今年中学3年生。
彼女が生まれた翌年の2月、我が家に1匹の子犬(雑種)がやって来た。
やって来たというのは正確ではなくて、岐阜の高山まで迎えに行って来たのが正解。
その高山からの帰り道、車の助手席に置いた段ボール箱の中で、ずっと丸くなって眠っていたので「マル」と名付け、以来我が家の一員となった。
マルは母親がアイヌ犬、父親はどうもハスキー犬らしい。
友人が飼っていた犬がその母犬から生まれていて、同じ母犬から子犬が生まれたということで、その頃犬を飼いたいと言っていた私たちに連絡してくれたのがきっかけだった。

マルが子犬の頃は、車で仕事に連れて歩いていた。
現場では、鎖に繋がなくてもあまり遠くにも行かず、僕の近くで遊んでいた。
ところがある時から遠出をするようになり、放すと帰って来なくなってしまった。
まあ雄犬なので無理はない。
そんなことで、勝手にどこかに行くようになってしまい、やむなく繋がれる運命に。(当たり前です)
それでも自分で首輪を外したり、いきなり走り出したりで、何度か近所のおじさんや保健所のお世話になった。(実は車に轢かれたこともある、、汗)
極め付けは嫁さんの実家である姫路に行った時、やはりいきなり逃走して半日ほど探し回ったが見つからなかった。
姫路の保健所や市役所、警察署に連絡したところ、なななんと、4キロ以上離れた姫路警察署に保護されていることがわかり迎えに行くことに。
立派な姫路警察署のビルの地下駐車場に繋がれたマルは、僕を見ると尻尾を振って大喜び。それなら逃げるなよ!

そんな数々の武勇伝を持つマルも14歳になり、ここ最近はすっかり弱ってしまった。
数年前から我が家の玄関がマルの指定席、放してしても遠くに行くこともなくなり、時々来る郵便屋さんや宅配業者に威嚇し吠えるのが彼の仕事だった。
でも頑固さは相変わらずで、夜や機嫌が悪い時は、嫁さんや子供達には威嚇をしたり、時には僕にも牙を向くことも。(嫁さんは何度噛まれたことか)
でも普段はおとなしく、滅多に吠えることもなく尻尾を振り、ペロペロとみんなの手や顔を舐めてくれた。

そんなマルの様子がおかしくなったのは、ほんの数日前。
それまでは放してもすぐに戻って来ていたのに、その日に限ってなかなか玄関に入ろうとしない。
そのうちに外の土手に座ったまま動かなくなってしまった。
午後になり、ついに起き上がれなくなってしまって、これはいよいよ病院に連れて行こうということになった。
その日はちょうど日曜日で、隣町に空いている動物病院が一軒だけあり、子供達4人と一緒に車でマルを連れて行った。
注射を打ってもらい帰って来たが、その時はもう自分で動くことも水を飲むこともできない状態だった。
そしてその日の夜、家族みんなに見守られながら息を引き取った。

大型犬で14歳というのは、人間でいうと100歳以上なのだとか。
マルは大型と中型の間くらいなので90歳くらいかな。
でも本当に安らかで、眠るように逝ってしまった。
子供達は号泣。
14年間家族の一員だったマルは、私たち家族に、本当に多くの大切なものを残してくれた。
下3人の子供達が産まれた時は、もう既にマルはうちにいたのだから。

トイストーリーという映画で、主人公のウッディーが持ち主であるアンディーと別れる時「さよなら(あばよ)相棒」と呟くシーンが思い出された。
子供達をこんなにも思いやりがあって感性豊かに育ててくれたのは、マルの存在があったからこそかもしれない。
マルよ、ありがとう。あばよ!相棒。

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