ツーバイ材

最近、工房の前の道路を、丸太を満載したトラックが頻繁に通るようになった。一日仕事をしていると、多い時には5台も6台も丸太を積んだトラックが通る時がある。
どこに持っていくのだろう、と不思議に思っていたら、近くの廃棄物処理業者の前を通って謎が解けた。
そこにはこんな看板が出ていた。「丸太買い取ります」‥‥なるほど。

その処理場には、何度か廃材を持ち込んで処分してもらったことがあるが、以前から、解体された木材が山のように積まれていた。「どうするの?」とたずねると、チップに加工するとの事。
それからプラントを整備したのだろう。伐採された木材を買い取って、本格的にチップの生産に乗り出したようだ。

それにしても、チップにされる原木の山を見ていると、ついもったいないと思ってしまう。
木材は、日本の数少ない資源の一つと思っている。その原木を加工して、家や家具などとして使い、その後にチップなり薪にすれば、例えば樹齢百年の木なら、それ以上の年数使うことが出来る。
それをいきなりチップにしてしまうのは、何とももったいない。

何故そんなことになってしまうのか?
原因はいくつかあると思う。当然、現行の制度にも問題があるのだろうが、やはり業界全体に工夫が足りないと思う。
例えばそれらの原木を、ツーバイ材に加工して販売したらどうだろう。

ツーバイ材というのは、アメリカの基準で、インチ規格で製材された材のことだ。ツーバイフォー(2×4)とかツーバイシックス(2×6)など、サイズは様々あり、ツーバイ工法と言うと、いわゆるパネル工法の代名詞になっている。
そんなツーバイ材だが、ホームセンターに行くと輸入品を簡単に買うことが出来る。値段も手ごろだがサイズも手ごろで、日本の建築にも、間柱や筋交、場合によっては仕上げ材や建具の枠などにも利用できて、とにかく守備範囲が広いのだ。
ところが製材所にその寸法で材を注文すると、立米計算、もしくは石(こく)計算となるため、割高となってしまう。
そこでチップにするような原木を大量に仕入れて、数種類のツーバイの規格で製材し、出来上がった材によって等級を決めて販売すれば、値段も抑えられるし、輸入材に負けない品質と値段で勝負できると思う。そして何より、日本の林業のためだと思うのだが‥‥。
日本中の木材がチップにされる前に、誰かやってくれないものだろうか。

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