カッコウ

毎年この時期になると、裏山からカッコウの鳴き声が聞こえてくる。
カッコウは、托卵という変わった方法で子孫を増やすことで有名な鳥だ。
托卵とは、卵を他の鳥の巣に産みつけ、その鳥に子育てをやらせてしまうという何ともずるいやり方だ。
カッコウが卵を産みつけるのは、モズ、オオヨシキリ、ホオジロなどの巣なのだそうだが、そのほかにも20種類以上の鳥の巣に生みつけるというから、結構手当たりしだいという感じがする。
カッコウの卵は他の鳥よりも早く孵化するため、先にかえったヒナが他の卵を巣の外に捨ててしまう。
親はそれがカッコウの雛とは気付かず、せっせとエサを運んで育てるのだ。

何年か前、庭の松の木のてっぺんに停まって「カッコウ」と鳴いている鳥がいた。
間違いなくカッコウだが、思っていたたよりも大きかったのでびっくりした。
小さな鳩くらいの大きさだ。
カッコウが卵を産みつけるオオヨシキリやホオジロなどはそんなに大きな鳥ではなく、カッコウに比べると半分くらいの大きさだろう。
以前テレビの映像で見たことがあるが、自分の倍くらいあるカッコウの雛にせっせとエサを運ぶ姿は、滑稽というか少し悲しい画だった。

親鳥はなぜ自分の子供と気付かないのか、まだはっきりした理由はわかっていないらしいが、卵を産み付けられる側も何もしないというわけではないようだ。
巣に自分のとは違う卵があると外に捨ててしまう場合が多く、カッコウの作戦が成功する確率もそんなに高くないという説もある。
また、カッコウの卵もその巣の卵に似ているというから、お互いに何とも熾烈な争いを展開しているのだ。
托卵する方もされる方も、どちらも大変なんだな。

毎年この時期になり、朝方布団の中でカッコウの声が聞こえてくるといつもそんな事を考えてしまう。

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