雪のため、なかなか思ったように作業が進まない茅葺屋根の家の風呂棟工事。
それでも天気を見て、少しずつ作業を行っている。
この日、取り付けたのは屋根の雀おどし。
長野県の、特に南信地域では、立派な雀おどしのついた屋根を未だにいくつも見ることが出来るが、この形の棟飾りは、全国的にも珍しいらしい。
呼び名も「雀おどし」や「雀躍り」「烏(カラス)おどし」「烏(カラス)どまり」など様々で、飾りの大きさによっても違う呼び名で呼ばれていたそうだ。
この雀おどし、今回初めてやってみたが、勾配の出し方が難しく、やってみないとわからないことばかりでとてもいい勉強になった。
建物の風格も上がり、存在感も増したようだ。
昔から地域にあるこの手の装飾、きっと深い意味があると思うし、デザイン的にも優れていると思う。