高遠のフリーキッズヴィレッジで進めている土壁工事。
この日は、ボランティアスタッフや夏休み中の子供達が参加して、ワークショップで壁塗りが行われた。
設計の遠野さん、左官工事担当の三心左官の会長さんや職人さん、それから現場でこつこつ大工工事をしてくれた楽愚さん、下地作りをしてくれたスタッフの皆さん、代表の孝子さん、みんなが参加してワークショップが始まった。
この日もやはり土練から。
三心左官の伊藤会長さんが先頭を切って、まず見本を見せてくれる。
下地の準備も整い、下げ縄も用意されていた。
練った土は中に運ばれ、みんなの手で壁に塗られていく。
女性も子供も、日本人も外国人も、職人も素人も、まずはとにかく土付けの作業。
みんながつけた土壁に、職人さんが伏せ藁や下げ縄を伏せこんで、さらに平らに均していってくれる手際のよさ、そうした光景がワークショップならでは。
この日、土を練る作業をしてくれたのはこのメンバー。
私も1日、土練りのお手伝い。
この日ばかりは水着を履いて、プールの中で土をこねる作業に没頭した。
作業は順調に進み、午後からは鴨居の上の壁の土塗り。
そして夕方には、すべての壁を塗り終えた。
土壁塗りの工事は、手間もかかるし、体力的にもかなりきつい作業。
参加してくれた皆さんも、きっとかなり疲れたはず。
でも壁を塗り終えて、皆さんの充実した表情が印象的だった。
私も1日泥のプールの中にいて、足は傷だらけ、全身がくがくだったけれど、多くの気付きを与えてもらい、疲労以上に充実した1日だった。
荒壁塗りは一応終わったが、工事の方はまだやることがいっぱい。
これからも、時々フリーキッズへ通います。