以前参加したセミナーで、「日本一綺麗な現場トイレ」というキャッチフレーズがあった。
確かに、現場のトイレって汚いんだよね。
その、現場に置いてある仮設のトイレが清潔に保たれているということで、工事をしている人の仕事への意識の高さが伺えるということは確かにあると思う。
一般的に、現場で使われている仮設トイレはレンタルと相場が決まっている。
建築工房 藁でも、メンテナンスやコストなど勘案して、いつも何気なくレンタルで済ましている。
その仮設トイレが、なかなか清潔に出来ないんだよね。
自ら率先して、毎日掃除すればいいことなのだけれど、それがなかなか難しい。
でも、心がけたいことの一つではあります。
先日、白州に住み知給知足生活を楽しむわたなべさんを訪ねた際、見せてもらったコンポストトイレが、目からうろこの新鮮さだった。
ドラム缶を利用した、ドラム式コンポストトイレ。
この手の仕組みを利用した輸入品があるが、最低でもウン十万円はする。
そう考えると、これはとてもリーズナブル。
ただし、使う人がひと手間かけることが条件となる。
その説明書きも素敵だった。
コンポストトイレの条件の一つ、トイレットペーパーは分別してね。
なかなか素敵な手作りコンポストトイレ、現場の仮設トイレにぜひ取り入れてみたい。
側(がわ)が間に合えば、次の現場で採用したいと思っている。
コンポストトイレの最大の問題は、たくさんの人が使用した時の臭い。
特に、小の臭いが問題とわたなべさんに教えて頂いた。
シャロムの臼井さんが作っておられたコンポストトイレは、大小分離式だった。
一番の理由は、臭い対策だったのかな。
コンポストトイレ、なかなか奥が深い。
写真はわたなべさん考案、ドラム缶式男性小用便器。
移動することで、森の中の肥やしとなる循環式、素晴らしい仕組み。
まだまだ身近な所で、工夫の種はたくさんあるね。