高遠モトラジ工房さんの工事。
応援の大工さん達がそれぞれに仕事に戻り、いつもの3人での作業に戻る。
この日は下屋を仕上げ、野地板の上に垂木を流す作業。
ところで、高遠は長野県内でも屈指の自然豊かな場所。
昼休み、近くを散策してみた。
岩がごろごろしている山を歩いた。
苔が美しい。
午後から垂木かけ作業を行い、この日はここまで進んだ。
翌日、残りの垂木を取り付け野地板を張っていく。
下から見える庇などには化粧野地、それ以外は荒野地を張る。
垂木の間に断熱材を入れる。
ここではフォレストボードという製品を使った。
断熱材の上部は通気層になっている。
屋根で暖まった空気が、断熱材の上を通って棟から抜ける仕組み。
天窓や煙突周りに補強のため取り付けた横桟に、通気用の切り込みを入れた。
通気を妨げないための一手間。
断熱材を入れたらその上に野地板を張る。
最近の地板にコンパネを使っているのをよく見るが、熱や湿気の影響を強く受ける野地板こそ無垢板がいいと思う。
暗くなるまで作業をしたが、野地板を半分ほど張ったところでこの日は終了。