「俺は晴れ男なんだ」という先生の言葉通り、昨日まで降っていた雨も上がり、絶好の看板設置日和。
この日博山先生と、トラックにすべての材料を積み込み、西東京に向かった。
到着した先は、なんと大手の建設現場。
完成間際で、たくさんの方が作業をされていた。
そんな業者さんを横目に、博山先生の人脈で集まった3人の方々と共に、おそらく傍から見たら大手の現場にはふさわしくないマイペースな雰囲気で作業開始。
穴を掘り、グリや砕石を入れ転圧しながら柱を立てる。
「昨日呑みに行っちまってよ」ということで、前日終わらなかった色つけを現場で行う先生。
これはもうお約束。
いよいよ看板の取り付け。
先生の指示で高さを決め固定。
桁を取り付ける。
暗くなる頃ここまで作業できた。
これに屋根を張れば完成だ。
1日で完成させるつもりだったが、大きな現場でどうしても小回りがきかず、予期せぬところで時間がかかってしまった。
回りで作業をされていた方々にも、さぞかし「迷惑な連中」だったと思う。
それでも存在感のある看板がかかり、無機質なコンクリート建物の脇に、少しだけほっとする木のぬくもりを感じてもらえたらと思った。