先日、博山先生に教えて頂いた看板彫り。
先生曰く、「彫り方は20種類以上ある」とのこと。

この日教えて頂いたのは二つの方法。
こちらは縁を深く彫り、文字を浮き上がらせるやり方。

このやり方の場合、書き順の逆に彫るのがコツ。
「そうすることで字に勢いが生まれる。」
彫り方も、ただ綺麗に彫るのではなく荒々しく、鑿を傾けて刃の後を残し、鑿の跡は、幅も並びも意識してずらす。
奥が深いです。
ちなみに「つ」の上半分は僕が彫ったもの。

ここまで、鑿だけを使って彫ってきた。
先生は丸のみは使わない。
すべて、平のみだけでやった仕事。

次は、全体を中心部ほど深く彫る方法。
こちらは鑿は使わず、グラインダーの先に着けた刃で削っていく。
この刃が先生のブキ。
10年以上前に展示会で買ったというこの刃、今はもう、どこを探しても手に入らないそうだ。

これでもまだ浅く、更に深く彫っていくとのこと。

僕も少しやらせて頂いたが、道具に慣れるまで結構時間がかかりそう。

いやー、大変勉強になりました。
次はいよいよ、自分でやってみるつもり。