半年ほど前、博山先生から「子供たちに」と、かりんとうを頂いた。
その時、嫁さんが食いついたのが、かりんとうではなくそれが入っていた袋。
新聞紙で作られたその入れ物は、素朴でとてもセンスが良く、しばらく我が家で話題になっていた。
ある日、仲間が集まった時その話になり、安曇野パーカル卒業生のブッチーが「それは四万十バックですよ」と教えてくれた。
調べてみると、四万十新聞バックなるものがあり、それを作るインストラクターの講座があることがわかった。
その養成講座をこの夏、嫁さんがついに念願かなって受講することになり、僕も運転手兼付き添いとしてお共することになった。
四万十川といえば沈下橋。
学生時代、カヌーイストの野田知祐さんにはまっていたこともあり、四万十川は憧れの地。
今まで行く機会がなかったが、新聞バックに便乗して、ついに聖地に足を踏み入れることが出来た。
新聞バック作りに力を入れているのは、「道の駅とおわ」を運営する「株式会社四万十ドラマ」。
地元のヒノキを使って地元の大工さんが建てたという道の駅、素晴らしい建物。
講習会は、廃校になった小学校で行われた。
これも木造の素敵な建物だった。
入口もいい感じ。
教材も、それぞれ新聞バックに入っていた。
講座の始まり。
付き添いの私は、ここで失礼して温泉に。
夜の懇親会からまた参加。
高知の皿鉢料理を頂きました。
超豪華な夕食。
美味しいものを食べ、お酒も飲み、たくさんの方と交流ができて楽しかった。
〆は「四万十ドラマ」畦地社長の唄?踊り?
二日目、この日が最終日。
昼には製品を評価する試験があるそうで、みなさん緊張している様子。
4つの違う大きさのバックを作るそうだ。
講習に参加しない僕は、少し足を伸ばして宇和島城へ。
こじんまりとした、タイニーなお城だった。
戻ってみると、見事な新聞バックが出来ていた。
参加者全員合格。おめでとう。
道の駅とおわで、バイキングの昼食を頂いた後、生産者さんを訪ねた。
山間屋の中脇さん。
とてもパワフルで元気印の素敵な人だった。
そして何と、山間屋さんの売店の横にあったのはストローベイルハウス。
10年ほど前、高遠でストローベイルハウスを建てた時、たくさんの方が見学に来てくれたが、その中に2人四万十市の職員の方がいた。
その後四万十でストローベイルハウスを作っているということはHPなどで知っていたが、まさか今回、そこを尋ねるとは思っていなかったのでびっくり。
その話を聞いたスタッフのみなさんも驚いていた。
ストローベイルハウスの中は6畳ほど、ケーキや雑貨などの販売所として活用されていた。
不思議なご縁、どこかで繋がっているものだ。
二日間の講習会で嫁さんは、晴れて四万十新聞バックのインストラクターとなった。
これからはその肩書きで、講習会などで新聞バックを広めることができる。
もちろん肩書きは大事だけれど、それ以上に大切なのはその精神。
身の回りにあるものを活用していいものを作り出す。自身のスキルを高め、バック作りの技術も磨いて、プラス志向で頑張ってほしい。