安曇野パーカル仲間、みっちゃん夫妻の、ドームハウス施工のお手伝いをさせて頂いたのは去年の6月、約1年半前のこと。
その時は、アメリカから輸入されたキットを組み立てるのが仕事だった。
それがきっかけとなり、その後新たな出会いもあって、今回国産のヒノキを使い、構造に合板を使わない、自然素材のドーム作りにかかわることになり、先日作った丸太小屋の下でその刻みが始まった。
なんと日本にも、ドーム専門に設計と刻みをやっておられる大工さんがいて、今回その方が施工に係わってくださり、直接指導をしてくれている。
毎日のように顔を合わせて一緒に仕事をさせてもらっているが、これまでの仕事とは異なる新しい発見と学びがあり、とても新鮮だ。
ドームの設計・施工は、実に合理的だ。
尚且つ、シビアに正確さが要求される。
普段やっている日本の建築のつもりでやると、違和感を覚えるかもしれない。
そのドーム専門の大工さんに図面を書いてもらい、仕事の合間にタイニードームを作ってみた。
一辺が約2100ミリの五角形で、おおよそ4畳半の広さ。
冬の寒い時期、職人さんが休憩する場所として、移動可能なこのくらいの小屋を作りたいと思っていたのだ。
お陰で、いい予行演習になった。
空いた時間を見つけて少しずつ作っているので、今回は日数はかかっているが、このくらいの規模の構造だけなら、刻みから組み立てまで二日あれば出来そうだ。
これをガラス張りにすれば、温室としても使えるはず。
まさに、無限の可能性を感じる建築物だ。
このあと、この上に3角形が5枚乗って完成。
明日には構造が出来るはず。
中央には薪ストーブを設置する予定で、冬の野外活動の強力な味方になるのでは、と期待している。