甲府の現場、内壁瀬戸漆喰塗り4日目。
この日も前日に続き、山梨の二人の左官屋さんが応援に来てくれた。
この日の練り手は僕。
100リットルの樽に材料を入れ、ハンドミキサーで練った後舟に移し、ジョレンで手練り。
そうすることで、中のスサがより混ざって塗りやすくなる。
少人数で余裕がある時だけできる贅沢な方法だ。
この手の仕事は、とにかく段取りが大切。
養生や練り置きなど、段取りさえしておけば、いざ左官屋さんが塗り始めると、驚くほど速く壁が仕上がっていく。
午前中だけで、1階吹き抜けの下塗りがほぼ終わった。
途中、お施主さんのご家族が現場を見に来られた。
お施主さんが、まだ小さな娘さんに「この作業は今しか見れないよ」と言っていたのが印象的だった。
まさに、人様の家を作っているということを改めて実感。