以前から興味があったけれど、まだ使う機会がなかった断熱材の一つ、セルロースファイバー。
今回、瀬戸漆喰の断熱材による乾燥状態を見る実験で、一つのバリエーションとして試験体に採用されることになり、先日、セルロースファイバーを販売しておられるデコス本社から営業の方と、長野県内で施工しておられる業者の方が、藁の工房に来てくださり、試験体への施工をしてくださった。
セルロースファイバーとは、古新聞紙を再利用した断熱材で、防虫性能もあり、高い断熱性はもちろん調湿や防音等、様々なメリットがある。
施工面に専用のフィルムを張り、そこにホースを差し込んで材を注入していく。
ある程度吹き込むと材料自体が固く締まり、表面のフィルムが多少破れても、そこからボロボロこぼれてくることもないそうだ。
吹き込んだ穴を、専用のテープを塞いで作業終了。
至って簡単シンプル。
これでようやく、試験体への断熱材設置が完了した。
この後木摺りを取り付け、瀬戸漆喰を塗り、データーを取る予定。
かなり寒くなってきたが、乾きを比較するのには、むしろ良い条件かも知れない。
来週、塗りを行う予定。