富士見に移ってから、めっきり行くことが少なくなった蓼科で、納屋を作る仕事をさせてもらうことになった。
この基礎は、お施主さんが自ら施工されたもの。プロ顔負けの出来栄えだ。
知り合いの大工さんの加工場で刻み、準備していた材料を積み込んで出発。
方杖を取り付けた柱を立て、桁を乗せる。
トラスの組み立て。
柱の上に取り付けていく。
夕方、西の空がきれいだった。
応援に来てくれた親方と二人、1日作業してここまで進んだ。
後日筋交を入れ、屋根材を張り、壁の下地(貫)を取り付ければ、僕の役目は終了。
その後は、お施主さんが必要に応じで、壁を張ったり断熱を入れたり、作業をされる予定だ。
この納屋は、夏に行った四万十で見た小屋からインスピレーションを得てデザインしたもの。
お施主さんの希望で、4寸角のヒノキを使った分、がっちりとしたフォルムになった。
お施主さんも気に入ってくれたようで、一安心。
この建物が、どんなふうに活用されるのか楽しみだ。