11月10日から12日まで、山梨県北杜市のキープ自然学校で行われた「森のようちえん」。
森づくりの一環として、主にお父さんお母さん向けのプログラム「薪小屋づくり」に講師として呼んでいただき、家族で参加。
10日、皆さんでやる作業は午後からという事で、午前中キープ自然学校のスタッフの方達と準備作業。
キープの牧場から手ごろな石を分けてもらい、ユニックで運び基礎として設置。
午後からは、参加して下さった皆さんとともに、残りの石基礎の設置と薪小屋の構造を組む作業をした。
作業は暗くなってからも続いた。
森のお散歩から帰ってきた子供たちと、焚火を囲んで一休み。
二日目、朝から薪小屋を組み立てる作業。
桁に垂木掛けを掘る。
垂木を取り付け、野地板を張っていく。
道具を使った経験のない方がほとんどだったが、たった二日の作業で、皆さんずいぶん上達された。
作業にも慣れ、作業中もこの笑顔。
お昼前に記念写真を撮った。
同時進行で、斜面を利用したドラム缶風呂ロケットストーブづくりも進められている。
今回は、コンクリート製のU字溝と排水升を利用。
こちは仮組み。
煙道の部分、土を切り取った斜面に設置。
この日は午後から雨。
子供たちは合羽を着て、森の中に出かけて行った。
そしておとな達は雨の中、薪小屋の棚を作りその後薪を入れる作業。
三日目。
朝のうち厚い雲が残っていたが、徐々に晴れてきて作業日和。
屋根に石で土止めをして土を載せる作業。
一方、子供たちは森へ。
屋根チームはひたすら、石を積みモルタルで留めていく。
こんな小さな建物だが、屋根の上はとても気持ちいい。
下では、土を掘る作業が始まった。
石積みが終わったところで土を載せる。
そこに思い思いの植物を移植。
完成。
一方のロケットストーブチーム。
斜面を切った部分にレンガを積みモルタルで固定。
土とレンガの間に断熱材(パーライト)を詰めていく。
ほぼ完成したところで試し焚き。
新聞紙2枚でものすごい引き。
ドラム缶を載せる土台も出来上がった。
塩で清め、米を撒き、お神酒でささやかな完成祝い。
斜面を利用したロケットストーブ、一度試してみたいと思っていた。
本格的な運用が楽しみだ。
薪小屋も完成。
遠くから見ても、風景となじんでいて違和感がない。
常に周りに子供たちがいて、とてもにぎやかで駆け足の3日間。
お父さん達とは夜遅くまで話し込み、少々寝不足気味。
おまけに3日で薪小屋を完成させるというノルマもあって、結構プレッシャーを感じながらの作業だったが、薪小屋も無事完成。
どうにか責任を果たすことが出来て一安心。
そして何より、楽しく皆さんと作業をすることが出来たのが一番の喜び。
貴重な体験、出会い、そしてスタッフの皆さんのホスピタリティーに感謝の3日間だった。
皆さん、ありがとうございました。