雨上がりの朝、ドームハウスの現場は、昨夜降った雨が朝日を浴びて霧となり、それは幻想的で美しかった。
日本にはまだ馴染みのない、ちょっと変わった建物だが、森の中の風景になじんでいて、全く違和感がない。
この日は、午後から屋根の上。
ドームハウスの頂上部。
屋根裏の空気を抜くための、排気口を空け、その上をふさぐ浮き屋根の工事。
現在施工中のこのドームハウス、ドームハウス最大の懸念である屋根の湿気対策として、屋根裏通気をおそらく日本で初めて設けた例だと思う。
それまで塞がっていた屋根に通気孔を切り抜いた途端、湿った熱風が吹き上がって来た。
その効果を実感した瞬間。
ドームハウスと言えども、やはり、日本には日本の気候風土に合った仕様で施工するのが良いと思います。