名古屋の、勇建工業の加村さんが考案した漆喰かまど。
建築工房藁でも、1セット15,000円で販売していて、これまで何人かの方に購入していただき、とても喜ばれている。
以前買ってもらった方が、岡持ち(別売)も買ってくれたので、この日岡持ちを追加で制作。
持ち手が少し高かったかな。
それはさておき、この日試したかったのは、新しい羽釜。
1合漆喰かまどのセットは鉄の羽釜で、重量があってご飯も美味しく炊けてそれはそれでいいのだが、使っているうちにサビが出てきて、手入れが少し面倒だったりする。
何かいいものはないかと思っていたところに、知り合いからもらったのが、駅弁として有名な「おぎのや」さんの峠の釜めしの、益子焼の容器。
容器が手に入ったので、早速炊いてみた。
燃料は30gの固形燃料1個。
30分後炊き上がり、結果は大成功。
米を研いで水を入れた時、嵩がかなり上の方まできていたので、ふきこぼれが心配だったが、それほどでもなかった。
むしろ炊き上がりは、鉄の羽釜よりも雑味がなくいいかもしれない。
焼き物の場合、欠点は割れること。
今のところ手元にこれ一つしかないし、予備としていくつか欲しいところ。
幸い近いところで、諏訪インターを出たところにおぎのやさんの支店があるので、そこへ電話して釜だけ分けてもらえないか聞いてみたが、答えはノー。
「釜だけお分けすることはできません」とのこと。残念。
それでも今回、おぎのやさんの羽釜でご飯を炊いてみて、しっかりした容器を使っているなーと実感。
峠の釜めし、恐るべし。