甲府の東光寺で行われた、木村俊雄氏の講演会に参加して来た。
この講演会に先立ち、木村さんの著書である「電気がなくても人は死なない」(洋泉社)を読んだ。
普段何も考えず電気を使って便利な生活を送っている私たちは、それがどのような仕組みによって作られ、売られ、買わされているのか深く知る必要がある。そして疑問に思ったことや間違っていたことに気付いたら、それを調べたり改めることが必要だ。世の中を変えるのは一人ひとりの行動。誰かがやってくれると思っているうちは何も変わらない。
オフグリッドは、その仕組みが大事なのではなく、電気の使い方の延長でしかない。仕組みだけに頼らず、電気の使い方=生き方そのものと真剣に向き合わなければならない。でもそれは苦しいことではなくて、人生を豊かにしてくれるきっかけでもある。
便利さに流され、何も考えずに或いは見ぬふりをして、漫然と生きているだけでは本物の喜びには出会えない。
木村さんの本を読み講演を聞いて、自分の電気の使い方=生き方を見直すきっかけをもらった。
ここらで一つ、オフグリッドの似合う親父になってみるかな。