左官講習会

6月7日、8日の2日間にわたって、兵庫県篠山市で行われた「鏝鍛冶と左官の交流会」という左官の講習会に参加して来た。
この講習会、主催は「左官的塾」その代表が久住章さん。左官の世界では超有名な方。

左官講習会

自身左官として高い技術を持ち、日本はもとより世界中の左官仕事を研究し、左官の技術や道具の開発・普及に尽力されている偉大な方なのだ。

ストローベイルハウスを勉強しにアメリカに行った時、とあるビルダーの家で「ここに来たこの日本人を知っているか」と写真を見せてもらった。そこに写っていたのが久住さんだった。その後雑誌やメディアを通じて、活躍されている様子を知り、一度お会いしたいと思っていた人だ。その久住さんが多くの左官職人をまとめ、毎年行っている講習会が「鏝鍛冶と左官の交流会」なのだ。

参加者のほとんどは本職の左官職人。ざっと100名以上の参加があり、若い人が多く、技術を学ぼうとみんな真剣だ。

左官講習会

今回のテーマは「黒漆喰磨き」。左官の技術としては最高峰と言っても良いくらいの技だ。
いきなり高い技術が必要なテーマだったので、どうしようか迷ったが、とにかく見るだけでもと思って参加した。
左官講習会

2日間色んな人に話を聞き、写真を撮り、仕事を見、材料の調合や練り方などを勉強した。全て包み隠さず教えてくれるので、僕のような門外者にもわかりやすくとても参考になった。
技術を指導してくれる講師陣も素晴らしく、日本でもトップクラスの技術を持った人達が何人もいて、そういうすごい人達が丁寧に指導してくれた。

僕の本職は大工だが、土壁の家を造る上で左官の技術はある程度身に付けておく必要があると最近感じている。
住宅の建築で、基礎・左官・大工・建具などと職種を細分化するのは今の流れで、それなりにメリットはあるが、小規模の住宅などの場合、それらの職種をまたいで仕事をすることも可能だし、むしろその方が良い場合もあると思う。
僕の場合家作りは、自分が住みたい家を作るというのが理想だと思っている。だから自分で出来る事にはなるべく関わりたい。そのためにはやはり、学ぶ事は欠かせない。

今回の講習会、技術的なこともとても参考になったがそれ以上に、久住さんはじめ講師の方々の左官仕事に対する思い、仕事への情熱、道具を大切にする姿勢など、見ていてとても勉強になった。
左官の世界でも、仕事の減少で高い技術を持った人達が少なくなり、それと共に道具を作る人も減ってきて寂しい状況が続いている。しかし、まだまだ熱い情熱を持って技術を伝え、若い人を育てようという人達が、そういう活動を通して一つにまとまってきた事は、とても素晴らしい事だと思う。

「寝ても覚めても」と言われるほど何かに熱中するということは、最近あまりなかったが、今回の講習会に参加してから3日ほどというもの、夢の中でもずっと講習会での様子が頭の中を駆け巡っていた。それほど強烈な印象をもらった講習会だった。
また是非参加したい。今度は見学ではなく、実際壁を塗ってみよう。

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