ふくろう

子供の頃、近くの神社の大木にふくろうの巣があった。
友達と遊んでいて見つけたのだ。
その神社では、以前からよくふくろうを見かけたり鳴き声を聞いたりしていたので、きっとどこかに巣があるのだろうと思っていた。
それがある日、大木のウロから出てきたふくろうを目撃したのだ。
しばらく観察していると、どうも2羽いるようだった。きっとつがいだったんだろう。
ふくろうは人里の近くで巣を作ることがあるようだ。
そんな思い出があるからだろうか、ふくろうはとても好きな鳥の一つだ。

以前仕事で通っていた野辺山高原でも、電線に止まっているのをよく見かけた。
また、蓼科山の周辺で仕事をしていた時も、鳴き声を聞いたり飛んでいるのを見たりした。
ふくろうを見つけるととても嬉しくなる。そして「頑張れよ」と声をかけてしまうのだ。
ふくろうの姿を見るのは大体が冬で、車での移動中、電線に止まっているのを見ることが多い。
冬によく見かけるのは、木々の葉が落ち見通しが良くなるのと、雪が積もっている時などは、周りが白いのでよく目立つからだろう。

八ヶ岳周辺も昨日の晩から雪が降り、今朝は結構な積雪になった。
そして今日仕事の帰り、ふくろうを見かけたのだ。
雪景色の中、やはり電線に止まっていた。
車のスピードを落すと、飛び立ってしまったが、1羽のカラスが後を追いかけていった。
カラスに追いかけられるトンビはよく見るが、ふくろうもカラスにいじめられているのか。
ふくろうもカラスも近くの木に止まって、しばらくじっとしていたが「頑張れよ」とふくろうにだけ声をかけて立ち去った。
あの辺りの森に住んでいるとすれば、また会うことが出来るだろう。
出来れば今度、写真を撮らしてもらおう。
また一つ、ささやかな楽しみが増えた。

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  1. 2015.07.25

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