なぞかけ

○○とかけて、××ととく、そのこころは、△△
いわゆるなぞかけというやつ。
NHKラジオの午後の番組でなぞかけをやっているが、以前聞いたものの中にこんなのがあった。
「ランドセルとかけて、国の借金ととく、そのこころは、孫や子に背負わせます。」
思わず笑ってしまったが、決して笑い事ではない。

つい4、5年前、国の借金は国民一人当たり500万円台と言われていた。それが最近では800万円以上と大幅に増えている。
うちは子供が二人いるが、彼らはこの国に生まれただけで、すでにそれぞれ800万円も借金を背負っているのだ。しかもその借金は、秒単位で加速度をつけて増え続けている。

建築をやっていると、どこかから借金しなければ、という場面がままある。しかし、何とか借金せずにと思って必死でやり繰りしているのだが、そんな努力がとても虚しいものに思えてしまう。
普通に考えれば、日本は今危機的状況だ。にもかかわらず、相変わらず公共事業で箱物を作る事をやめようとはしない。そして景気回復と言って喜んでいる。
一流と言われる大学を出た優秀と言われる人たちが集まって、官僚や政治家となってこの国を動かしているはずなのだが、そういう人たちはこのままではいけないという簡単な事がなぜ分からないのだろうか。とても不思議だ。

夏の選挙の後、消費税の値上げが検討されると言う。個人的には、消費税は10%までは仕方ないと思っている。ヨーロッパの多くの国がそうだし、その分福祉や社会保障制度を充実させて欲しいと思う。
ただし条件がある。不必要な箱物をこれ以上作らない事。今まで作った無駄なものを全て見直し、責任の所在を明らかにし、清算する。官僚制度の見直し。天下り禁止。公益法人を撤廃。議員の数を国も地方も半分以下に減らす。議員や官僚や役人に与えられている様々な特権をなくす。等々、、、。
まあ無理だな。

クリックで応援よろしくお願いします!
最近の記事 おすすめ記事
  1. 2015.07.25

    小屋フェス
PVアクセスランキング にほんブログ村
PAGE TOP